洗面化粧台の水栓金具のトラブル解決
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洗面化粧台の水栓金具の具体的な修理方法を紹介しています。
※ご自身で上手く修理ができなかったときは、お買い求めの販売店もしくは水道修理業者までお問い合わせください。
作業開始前のご確認!洗面化粧台の水栓の種類
単水栓
水栓の垢が気になる場合
ポイント
- 汚れが固まらないうちに
- 使い終わったら、その手でさっと
- 仕上げはから拭きで
汚れが気になりだしたら、いつもより丁寧に。素材に合わせた道具や洗剤を使って効果を高めましょう。
■普通の水栓
1.根元にクリーナーをつけて歯ブラシでこすります。
2.洗剤成分を洗い流したあと、から拭きします。
■シャワー水栓
シンク下に水受けトレーが設置されている場合は、月に1度チェックし、たまった水を排水してください。
ハンドル混合栓
ハンドルの下から水もれしている場合
[作業に必要な工具]
プライヤー、モンキーレンチ、精密ドライバー、ピンセット
※モンキーレンチ、プライヤーは、いずれかをご用意ください。
※精密ドライバ-はハンドルの種類により必要となります。
STEP1 ハンドルの種類の確認
三角形をしている
円筒の周囲にくぼみがある
STEP2 キャップナットの締め直しを行いましょう
キャップナットをモンキーレンチまたはプライヤーで右(時計まわり)にまわして締めます。あまり強く閉めると、ハンドルが固くなるので、ご注意ください。
袋ナットを締め直しても止まらない場合はSTEP3へ。
STEP3 止水栓または、水道の元栓を閉めましょう
止水栓の閉め方
水まわりの器具には、たいてい止水栓というバルブが付いています(単水栓や一部の2ハンドル混合栓には止水栓がありません)。
止水栓は、マイナスドライバーで、右(時計まわり)にまわすと閉まり、左にまわすと開きます。(ハンドル式もあります)
台付水栓(デッキ水栓)の止水栓は、洗面器やカウンター下にあります。
STEP4 三角パッキンを交換します
1.色ビズをプライヤーで左(反時計まわり)にまわして外し、ハンドルを上に引き抜きます。
(抜けないときは、下からハンドルを軽くたたいてみましょう)
2.キャップナットをモンキーレンチで左にまわして外し、キャップナットの内側の三角パッキンを新しいものに交換します。
逆の手順で元に戻します。
キャップナットを強く締めすぎるとハンドルが固くなるのでご注意下さい。
Step5 止水栓または、水道の元栓を開けます [作業完了]
シルクレバー混合栓
レバーハンドルががたつく(外れた)場合
[作業に必要な工具]
マイナスドライバー、プラスドライバー、六角棒レンチ
※市販の六角棒レンチ(対辺3mm)をご使用ください。
前面ねじ止め式の場合
01 インデックス(赤と青の表示)を精密マイナスドライバーなどで外します。
⚠︎インデックスを落下させて無くさないようご注意ください。
02 レバーハンドルを上げた状態でハンドル内の固定ねじを六角棒レンチ(対辺3mm)を使用して時計回りに締め直してください。
(十字穴ねじタイプの場合は、プラスドライバーを使用)
⚠︎ レバーハンドルを上げた状態でないと、固定ねじを締め直すことができません。
03 インデックスの向きを合わせて取り付けてください。
上面ねじ止め式の場合
01 レバーハンドル上面のキャップをマイナスドライバー等で取り外してください。
02 レバーハンドル内の固定ねじをプラスドライバーを使用して時計回りに締め直してください。
(六角ねじタイプの場合は、対辺3mmの六角棒 レンチを使用)
03 キャップを取り付けてください。
シャンプー水栓(シングルレバー混合栓)
シャワーとソフト吐水が切り替わらない場合
STEP1 吐水口キャップを取り外してください
マイナスドライバーなどで、キャップを回して外してください。 製品によっては付属の吐水口開閉工具を吐水口キャップの切り欠きに差し込み、回して外してください。
⚠︎キャップには網一体タイプ、別体タイプがあります。
STEP2 切替部を外してください
・切替部を左側いっぱいに回してください。
・プラスドライバーで切替部内部の固定ねじをゆるめて切替部を外してください。
⚠︎切替部を外した状態で水を出さないでください。水が飛び散るおそれがあります。
STEP3 ゴミや汚れを除去してください
キャップ、切替部の小穴に詰まったごみや汚れをブラシなどで取り除いてください。
STEP4 切替部を取り付けます
・切替部をハンドシャワーに取り付けてください。
⚠︎切替レバー付きのタイプは角度に注意して取り付けてください。
・固定ねじをしっかり締め付け固定してください。
STEP5 吐水口キャップを取付ます
キャップを、向きに注意して取り付けてください。
壁付きシングルレバー混合栓
シャワーヘッドを交換する場合
[作業に必要な工具]
マイナスドライバー、プラスドライバー、六角棒レンチ
※市販の六角棒レンチ(対辺3mm)をご使用ください。
シャンプー水栓(サーモスタット混合栓)
止め輪があるタイプの場合
・部品を紛失しないように排水栓を閉めてください。
【止め輪に切り欠きがあるタイプの場合】
止め輪の切り欠き部にマイナスドライバーを入れ、引き抜いてください。
【止め輪に切り欠きがないタイプの場合】
止め輪の左右に精密マイナスドライバー等を差し込み、引き抜いてください。
⚠︎怪我にご注意ください。
STEP1 事前準備
固定ねじがあるタイプの場合
・部品を紛失しないように排水栓を閉めてください。
・固定ねじを六角棒レンチで緩めてください。
※プラスねじの場合はプラスドライバーを使用。
ナット締め付けタイプの場合
・部品を紛失しないように排水栓を閉めてください。
・ハンドシャワー根元のナットを手で緩めてください。
(かたい場合はゴム手袋などをご使用ください)
STEP2 ハンドシャワーを外します
・ハンドシャワーを引き抜いてください。
⚠︎引き抜きがかたい場合があります。
・シャワーホース先端のパッキンは、右図のように竹串などでパッキンを外して交換してください。
⚠︎シャワーホース側にキズを付けないようご注意ください。
⚠︎パッキンの向きにご注意ください。(開いている側が上です)
⚠︎怪我にご注意ください。
STEP3 フィルターのお手入れをします(フィルターがある水栓のみ)
・ホースの先端にあるフィルターを外してください。
⚠︎ホースの先端にフィルターが無い場合は、ハンドシャワーの中に入っている可能性があります。
⚠︎どちらにもフィルターが無ければ、フィルターが初めから付いていない水栓となります。
⚠︎フィルターの形状は水栓によって異なります。
⚠︎新品のフィルターがある場合は、新品のフィルターをご使用ください。
・フィルターを清潔な歯ブラシ等で掃除してください。
⚠︎紛失しないよう洗面器の上などで実施ください。
・ホースの中に残っているゴミを流すため、ホースだけの状態でゆっくりと水を流してください。
・シャワーホース先端にフィルターを入れてください。
⚠︎向きに注意してください。
STEP4 ハンドシャワーを取り付けます
・ハンドシャワーにシャワーホースを奥までしっかりと入れてください。
・逆の手順で元通り組み立ててください。 組み立て後、シャワーホースを引っ張って抜けないことを確認してください。
⚠︎止め輪に切り欠きがあるタイプの場合は、向きに注意してください。
・水を流して水漏れがないことを確認してください。
このような時は修理依頼もしくはお買い替えをお願いします
・水栓本体のガタツキがある
・配管まわりの水漏れ・キャビネットの底板が濡れている
・スパウトが固い