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水栓の寿命は10年!キッチンの水道トラブルは修理?交換?

© 2024 水道修理特急隊

レバーが固いなどキッチン水栓の使い勝手が悪いとき、修理と交換のどちらがよいのでしょうか。
水栓に不具合が起こる原因と交換が必要なケース、水栓の種類や選び方についてご紹介します。
キッチンの水道トラブルを解決して快適な環境を手に入れましょう。

水栓に不具合が起こる原因

水道を使うのに欠かせない水栓。この耐用年数をご存知でしょうか?
実は10年程度であることが多く、設置してから10年以上が経過している水栓は不具合が起きることもあります。

具体的には、

    レバーハンドルが固くなり操作がしづらい
    ハンドルをひねると甲高い音がする
    吐水口や根元から水が漏れる
    蛇口がぐらつく

といったものです。

現在、キッチンで利用されている水栓は以下の3種類が主流です。

単水栓:蛇口が一つしかなく水かお湯だけが出るタイプ
シングルレバー混合水栓:一つのレバーで吐水や止水・温度調整などができるタイプ
ツーハンドル混合水栓:水とお湯それぞれでハンドルがあり温度調整や水量調整を2つのハンドルで調整するタイプ
これら水栓の種類によっても不具合の内容や原因は異なります。放置しておくと症状がさらに悪化することがあるため、不具合がある場合には適切な対応が必要です。

レバーハンドルが固くなり操作がしづらい

シングルレバー混合水栓は、レバーハンドル部分が固くなってしまうことがあります。これは水道水のミネラル成分が付着したり、見えない部分がさびついたりしていることが原因となります。
また、水栓のスムーズな動きにはグリスと呼ばれる潤滑油の存在が欠かせません。水栓には数多くの部品が使用されているため、レバーハンドル部分のグリスが切れることによって内部の部品に摩擦が発生し、水栓が操作しづらくなることがあります。グリスはレバーハンドル部分以外にも、摩擦が発生するところに使用されています。

ハンドルをひねると甲高い音がする

単水栓やツーハンドル混合水栓は、ハンドルをひねったときにキーっと甲高い音がすることがあります。
こうした症状があらわれている場合、原因にはコマパッキンの劣化が疑われます。放置しておくと水漏れの原因となるため注意が必要です。

吐水口や根元から水が漏れる

水栓は毎日開け閉めしながら使用するため、接続部分の緩みや部品の劣化により、吐水口や根元から水が漏れることがあります。
シングルレバー混合水栓の吐水口やレバーハンドルの下から水が漏れる場合はカートリッジが劣化していることが多いです。
また、水栓の根元部分から水が漏れる場合はパッキンの劣化が疑われます。

蛇口がぐらつく

水栓本体や取り付け台座のビスが緩んだり、外れたりすると蛇口のぐらつきが発生します。根元から水がしみこんで台座が劣化した場合は、根元から水が漏れだしたり、根元から折れたりしてしまうケースも考えられます。また、台(シンク天板)と水栓金具の接着面に隙間が生じ、シンク下に漏れた水が染み出しシンク自体を痛めてしまう原因にもなります。

このような症状が起きたときは、まだ使えるからとそのままにせず、水栓の修理や交換を検討しましょう。

水栓修理の手順

水栓の修理を行うのであれば、水道修理業者に修理を依頼する、または自分で修理を行うという選択肢があります。
どちらであっても修理自体の基本的な流れは変わりませんが、自分で修理をする時には流れをきちんと理解しておきましょう。

現状を確認

まず、どのような症状があり、どういった状態なのかを確認します。
蛇口がぐらつくときは、本体や取り付け台座のビスがしっかり締まっているかどうか確認し、緩んでいる場合には締め直します。
水漏れの場合には、どこから水が漏れているかを確認しましょう。見ただけでわからないときは、接続部分や配管などを手で触ってみることで水漏れしている位置を確認します。

止水栓を閉める

次に、作業中に水が噴き出すことのないよう、シンク下の止水栓を閉めておきます。
もしも水道メーターのそばにある元栓の位置が分かるのであれば、元栓をを閉めた方が安全です。

水栓を分解する

グリス切れや部品の劣化など、水栓内部に原因がある場合には、水栓を分解する必要があります。まずはレバー前面やハンドル上部についているカラーキャップを外し、ネジを緩めてハンドルを取り外しましょう。

続いて、ツーハンドル混合水栓の場合はナットを外し、バルブを引き抜きます。
シングルレバー混合水栓の場合、内部にはカートリッジが取り付けられているので、その場合はカートリッジ押さえを外し、カートリッジを取り出します。スパウトと呼ばれる水が出てくる部品を引き抜いたら、分解は完了です。

最終的には組み立て直す必要があるので、手順が分からなくならないよう写真を撮りながら作業を行うのがおすすめです。

部品を清掃・交換する

水栓を分解したら、本体に付着している水垢などの汚れや、結合部分に溜まったゴミやさびなどを拭き取ります。シングルレバー混合水栓のレバーハンドルが固い場合は、水道修理に使うグリスを塗ります。水垢などの汚れ、ゴミやさびなどを拭き取ってから、カートリッジやパッキンなどの部品を交換しましょう。

水栓を組み立てる

水栓を組み立てるときは、分解したときと逆の手順で作業を進めます。
分解する際に写真を撮っていた場合、写真を確認しながら組み立てていきましょう。

問題なく使用できるか確認する

閉じていた止水栓・元栓を開き、何度か水栓を開け閉めしたり、1分以上水を出し続けたりしながら、問題なく使用できるか確認を行います。水漏れがないか、念入りにチェックしましょう。

修理の手順を理解していれば現状把握ができ、水道修理業者への依頼もスムーズになります。修理を依頼する場合でも、基本的な流れを把握しておくことが大切です。

水栓の交換をおすすめするケース

水栓に不具合が起きたときは水道修理業者に依頼して修理するのが一般的ですが、状況によっては修理するよりも交換したほうが良いこともあります。

耐用年数が近い、過ぎている

水栓の耐用年数は10年前後だと言われています。もちろん家族構成や使用頻度によっても寿命は異なりますが、取り付けてから10年近く経っていたり10年を過ぎていたりするときは、不具合を起こしている部品だけでなく本体の劣化も進んでいることが考えられます。可能であれば水栓ごと交換することを検討した方がよいでしょう。

交換部品の入手に時間を要する、入手が困難

水栓金具(蛇口)のメーカーでは、日々新しい製品の研究・開発が進んでいます。そのため新しいモデルが販売されると、古いモデルは少しずつ製造を終了していきます。耐用年数が近づいてくると部品の在庫も少なくなっていることがあり、取り寄せに時間がかかったり、手に入りづらくなったりします。規格の変更や製造終了などの場合には修理ができず、交換せざるを得ないケースがあります。

さびやがたつきが発生している

さびやがたつきは、経年劣化の典型的な症状です。水栓自体が全体的に劣化していることが考えられるので、修理よりも交換が適しています。

同じ水栓を10年以上続けて使用している場合、部品が交換できたとしても、別のところで不具合が起こりかねません。
近年では水栓も進化しており、交換することでキッチンでの水道利用が現在より便利になり、節水につながることもあります。3つの項目に当てはまる場合には、新しい水栓への交換をおすすめします。

水栓の選び方

水栓を交換するのであれば、形状や機能などを考慮して選ぶことが大切です。ここでは水栓の選び方について紹介します。

取付タイプを確認

キッチンの水栓は、大きく2つにわけられます。

壁付タイプ:壁に取り付けるもの
台付タイプ:天板に取り付けるもの
台付タイプは取り付け穴の個数によって、穴がひとつのワンホールタイプと、2つあるツーホールタイプの2種類に分類されます。

自宅の水栓はどちらのタイプなのか、選ぶ前に確認しておきましょう。

吐水方法を選ぶ

キッチンでは、水とお湯をひとつの蛇口から混ぜて出すことのできる混合水栓が主流です。

混合水栓には

シングルレバー混合水栓
ツーハンドル混合水栓
の2種類がありますが、利便性を求めるのであれば一つのレバーハンドルで操作できるシングルレバー混合水栓がおすすめです。

形状を選ぶ

水が出てくるスパウトの形状も水栓選びの重要なポイントのひとつです。

ストレート:広く流通しているのはこのタイプ。種類も多く、幅広い選択肢の中から予算に合わせて選ぶことができます。背が低く圧迫感を感じさせないこともメリットです。
グースネック:ガチョウの首のような湾曲した形のもの。吐水口が高い位置にあるためパスタ鍋など高さのある調理器具も楽に洗えます。
L字型:吐水口が高い位置になるL型を逆にしたような形のもの。グースネックタイプと同じくアイランド型キッチンで採用されることが多いデザイン性の高いスパウトです。
U字型:L字型の吐水口を下に少し曲げた形のもの。こちらも高さがあるためシンクを広々と使うことができます。

機能を選ぶ

キッチン水栓は、炊事が楽になる機能や、省エネ機能などを備えたものが増えています。

ハンドシャワー:ホースとして引き出せるため、シンクを掃除する際に便利です。吐水口の位置を変えることができ、背の高い花瓶などに水を入れるのにも適しています。
浄水器内蔵水栓:一つの水栓で水道水や浄水の切り替えができます。ビルトインタイプや据え置きタイプの浄水器は設置場所が必要です。浄水カートリッジ内蔵の水栓に交換すれば、スペースを取らずキッチンがすっきりします。
センサー付き水栓:吐水口に手をかざせば自動的に水が出るタイプ。ハンドルを触らなくてよいため衛生的で、水道やガスの節約にもつながります。
エコハンドル:水とお湯の境でカチッと切り替えられる機能。水とお湯が使い分けられるため、お湯の無駄遣いを防ぎエコの観点からも支持されています。

水栓にはこうした様々な機能が組み合わさっています。もっともよく使われているシングルレバー混合水栓では、浄水器内蔵水栓やセンサー付き水栓など機能が充実しており、選択肢が広がります。
機能が一つ追加されるだけでも、日々の暮らしでの使い勝手はガラリと変わるかもしれません。
クラシアンではさまざまな水栓を取り扱っています。
キッチンの水道トラブルだけではなく、ちょっと使い勝手が悪い、この機能が付いた水栓に交換したいと考えている方は、担当者へご相談ください。

キッチンの水道トラブルのトラブルで修理をご希望の方はこちらから

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