庭の水道が止まらない!?いざというときの対処法とは
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庭の水道が止まらない!いざというときの対処法
お庭の植物へ水やりをしたり、屋外で作業した後に手洗いをしたり、ご自宅にあると便利な屋外用蛇口。そんなお庭の蛇口から水漏れが起こったら、水道の元栓を閉めて被害を抑えましょう。庭が水浸しになっているときや、蛇口からチョロチョロと水が出続けているときは、応急処置をしたうえで水道工事の専門業者へお問い合わせください。
まずは屋外用蛇口の種類を確認!
庭の水道から水が出たまま止まらなくなってしまう症状。水漏れの箇所を探す前は、初めにご自宅でお使いの屋外用蛇口の種類をチェックしてみましょう。ここでは、代表的な屋外用蛇口の種類と、それぞれの特徴をご紹介していきます。
・壁水栓の特徴
建物の壁に直接蛇口が付いているタイプは「壁水栓」です。壁水栓では、水道管が建物の壁の中を通り、屋外へと給水しています。水栓を設置する場所を取らないコンパクトな構造をしているのがメリットですが、水道を使うときに外壁へ水が飛び散りやすく、劣化が早まりやすいというデメリットも。外壁と水栓の隙間には水漏れ防止の素材が使われていますが、こちらが劣化すると水漏れの原因となることがあります。
・立水栓の特徴
庭の地面に柱が立ち、先端に蛇口が付いているタイプは「立水栓」です。柱の周囲に水受けを設置することもでき、デザインの選択肢が多いというメリットがあります。ただし、立水栓は地面の中に水道管を通すため、設置するにはある程度の面積が必要となります。また、寒冷な気候の地域では凍結のリスクがある点も知っておきたいデメリットです。ご自宅で立水栓をお使いの場合は、まず柱の根元からの水漏れを確認すると良いでしょう。
・散水栓の特徴
庭の地面にボックスが埋め込まれ、箱のなかに蛇口があるタイプは「散水栓」です。散水栓は蓋を閉めるとほとんど目立たないため、人目につきにくい方法で水栓を設置できるのがメリットでしょう。場所を取らず庭のスペースを有効活用しやすいといえます。ただし、散水栓の蛇口は設置する位置が低いため、ホースを装着しなければ水道を使えません。水漏れを見落としやすいタイプの水栓ですから、こまめに点検しておくと安心です。
蛇口の水漏れ箇所を探してみよう!
蛇口から水漏れしているとき、具体的には蛇口のどの部分から水漏れしているのか、詳しく確認してみましょう。水漏れが起こりやすいのは、蛇口と壁が接している部分・パイプの付け根・ハンドルの付け根・吐水口などです。これらの水漏れは、工具を使用して自分で修理できる場合があります。ご自宅に工具がない方や、作業を行うのが難しい方は、水道修理の専門業者へお問い合わせください。修理は弊社でも承っております。
蛇口と壁が接している部分の水漏れは、壁水栓で起こることがあります。水漏れを放置すると壁が水濡れして劣化が早まりやすくなるためご注意ください。パイプの付け根やハンドルの付け根からの水漏れは、接続部分にあるナットの緩みやパッキンの劣化や破損など原因として考えられます。ハンドルを回して蛇口を閉めても吐水口から水が流れ続けるのは、内部のパッキンやコマの劣化や破損が疑われます。水漏れ箇所に応じた修理が必要です。
これらの水漏れを自分で修理する場合には、交換用の部品や工具を用意しましょう。基本的によく使う工具は、ナットを締めたり緩めたりするためのスパナやモンキーレンチ、ネジを回すための精密ドライバーなどです。必要な工具は作業内容により異なりますが、いずれもホームセンターや家電量販店などで購入できます。工具の購入費用は数百円~数千円程度で、ご自宅に準備がなければ業者を利用したほうが割安になることもあります。
屋外用蛇口の水漏れ対処法
屋外用蛇口が水漏れしているとき、まず行うべきなのは水道の元栓を閉めることです。元栓を閉めることで水道を大元から止められるようになります。水漏れをすると流れ出た水の水道代がかかってしまううえ、水が出ている状態で修理をするのは大変危険です。被害を抑えるためにも、安全に作業するためにも、最初に水道の元栓を閉めましょう。戸建住宅の元栓は、一般的に敷地内の地面にありますから、速やかにご確認ください。
水道の元栓は、ハンドルやレバーを回して開閉します。ハンドルやレバーを右回り(時計回り)に回すと水が止まります。なお、水道の元栓を閉めるとご自宅のすべての水道から水が出ない状態になります。修理が完了したら、最後に必ず元栓を開けたことを確認しておきましょう。自分で修理をせずに水道工事の専門業者を呼ぶ場合も、業者の到着までに水漏れの被害を抑えるため、止水栓を閉めておくことをおすすめします。