水回り 2021年7月28日

水漏れに有効な「補修テープ」とは？テープを使った水漏れ応急処置の手順

水まわりで水漏れが起きた時、テープで応急処置ができるのを知っていますか。水漏れはできるだけ早く直したいからこそ、テープで補修できるなら嬉しいですよね。
そこで今回は、水漏れ補修テープを使った応急処置の方法をご紹介します。

水まわりの水漏れをテープで補修する方法

給水管や排水管などから水漏れした時、耐水性のあるテープを使用した応急処置が可能です。水漏れに素早く対処するために知っておきたい、補修テープの種類と特徴をご紹介します。いざというとき慌てないために、使用方法と注意点も確認しておいてください。

テープで補修できる水漏れ・できない水漏れ

家庭内の水まわりから水漏れが発生した時、どの程度の水漏れであればテープで補修できるのでしょうか。
イメージとしては、配管の接続部分などからじわじわとしみ出している、時々ポタリと垂れる、というレベル。
強力なテープであれば勢いのある水の噴出を止められるものもありますが、基本的テープは応急処置用と考えてください。
勢いよく噴き出していたり、時間が経つにつれてどんどんと勢いが増していたりする水漏れへの使用はおすすめしません。
そんな時は水道の元栓を閉め、速やかにクラシアンにご連絡ください。

水漏れの症状別！使えるテープの種類と特徴

隙間からの水漏れなら「防水補修テープ」

ポリエチレン製などの素材で防水仕様になっており、キッチンや洗面台などの隙間から垂れ落ちる水漏れを防ぐのにぴったり。
曲面・カーブにも貼ることができ、水垂れによるカビの発生や汚れを防ぎます。

ひび割れからの水漏れなら「仮補修テープ」

便器やバスタブ、タイルがヒビ割れたとき、応急処置として使用できるのが仮補修テープ。屋外用の超強力補修テープもありますが、おすすめなのは透明の仮補修テープ。
アクリル製などで貼った場所が目立たず、凹凸面にもなじみます。
あくまでも応急処置用なので、補修後は水まわりの専門業者にご相談の上、修理や交換を検討しましょう。

パイプからの水漏れなら「シリコーン自己融着テープ」

接着剤や粘着剤を使用していない自己融着テープは、引っ張って巻きつけるとテープ同士が融着する仕様。防水性や気密性、耐久性・耐熱性・耐寒性も兼ね備えています。パイプや継ぎ手部分からの水漏れ、ホースからの水漏れに2〜3回巻きつければOK。ただし「巻きつける」ことで接着し、水漏れを止めるので、使用できるのはパイプやホースのような「巻ける場所」に限られます。

テープで水漏れを応急処置する手順と注意点

テープにより水漏れ補修の方法は異なりますので、実際に使用するテープの取扱説明書をよくご確認ください。ここでは一般的な応急処置の手順をご紹介します。

「防水補修テープ」で隙間の水漏れを防ぐ

「仮補修テープ」でヒビ割れからの水漏れを応急処置

「シリコーン自己融着テープ」でパイプからの水漏れを止める

《直管部分からの漏水》

《継手部分からの漏水》

水漏れをテープで補修すれば修理は不要？

掃除しやすくするためやカビの発生を防ぐために、隙間からの水漏れをテープでふさいだというのであれば、そのまま様子を見ても良いでしょう。しかし、便器や浴槽のヒビ割れや、パイプからの水漏れは、テープによる応急処置ではなく根本的な修理が必要です。

もし便器や浴槽のヒビ割れから水漏れを起こしていると、下地部分での腐食やカビの大量発生、階下漏水などの大きなトラブルを招くことも。パイプの場合は突然の水漏れ再発や、他にも目に見えない重大な問題が発生している可能性も考えられます。テープによる水漏れの応急処置を行った後は、速やかに専門業者に点検を依頼するようにしましょう。

テープでの水漏れ応急処置・まとめ

突然の漏水トラブルが起きても頼りになる水漏れ補修テープ。正しい使い方で応急処置に役立てましょう。

・勢いよく噴出する水漏れには対応できない
・水漏れ症状に応じたテープを選んで使用する
・テープでの応急処置の後は専門業者に点検を依頼

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