天井からの水漏れの際の応急処置
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天井からいきなり水漏れしてきたら驚いてしまいますが、そんなときほど落ち着いて対処する必要があります。
迅速に応急処置を行うことで、被害を最小限に防ぐことができるはずです。
ここでは、天井から水漏れする原因と行うべき応急処置、さらに水漏れを放置した場合の二次被害や水漏れを発生させたときの損害金についてまとめました。
いざというときに素早く対処するためにも、ぜひこの機会に天井からの水漏れへの対処法について確認してみてください。
目次
天井からの水漏れの原因
天井からの水漏れの原因は多岐にわたります。
ここでは、主な原因を3つご紹介します。
水道管の破損
経年劣化や凍結による水道管の破損は、よくある天井からの水漏れの原因の1つです。
大きな地震の後などは、特に要注意だといえます。
屋根や壁からの雨漏り
古い建物の場合は、屋根や壁にできた穴から水漏れすることがあります。
雨が降った日やその翌日のみ水漏れが起きるという場合は、十中八九雨漏りが原因だといえるでしょう。
上層階での水漏れ
アパートやマンションで天井から水漏れが起きた場合は、上層階が原因かもしれません。
真上の部屋はもちろんのこと、斜め上の部屋で水漏れしている可能性もあります。
天井から水漏れしたときの応急処置
ここでは、天井から水漏れしたときの応急処置の方法をご紹介します。
水漏れに気付いた場合には、まずは落ち着いて応急処置を行ってください。
水栓を止める
水道管の破損が原因で水漏れしている場合は、水栓をすぐに止めることで水漏れ被害を抑えることができます。
多くの場合は水漏れの原因をすぐに突き止めることはできませんが、まずは水栓を止めるようにしましょう。
水栓の位置は、普段からきちんと把握しておくようにしてください。
電化製品を避難させる
パソコンをはじめとした電化製品は、水に濡れないようにする必要があります。
家の中でも、水漏れの影響を受けない場所に移動させましょう。
動かすのが難しい場合には、傘を利用するなどの工夫をしてください。
バケツや雑巾で水を受ける
水漏れしている箇所の下にバケツを置いて水を受ける、雑巾を敷いて水を吸収するなどの対処も大切です。
古典的な方法ではありますが、これをするだけでも水漏れによる被害は大きく食い止められます。
特に小規模な水漏れの場合には効果的だといえるでしょう。
防水テープや雨漏り補修液で補修する
水漏れしている穴やヒビなどを目視できる場合には、防水テープや雨漏り補修液を使って自力で補修するという方法もあります。
いざ水漏れが起きたときのために、念のため自宅に用意しておくといいかもしれません。
しかし、高い場所に上って作業をする場合には十分に安全に気を付けましょう。
上層階に連絡をする
可能であれば、上層階に連絡をして水漏れが起きていないかを確認してもらいましょう。
しかし、天井からの水漏れは必ずしも上層階が原因だとは限りません。
連絡するときは、丁寧に確認をお願いするようにしてください。
天井の水漏れを放置するとどうなる?
ちょろちょろと水漏れしている程度の場合は、つい放置してしまう人もいるかもしれません。
しかし、水漏れが原因で他のトラブルが発生してしまうことも多いため注意が必要です。
カビの発生
水漏れによって湿気が停滞すると、カビが発生・繁殖しやすくなります。カビはアレルギーやシックハウス症候群の原因となるため、自分や家族が健康被害を受けることになりかねません。またカビが発生した壁やフローリングを張り替える場合には、大きな出費になるといえるでしょう。
電化製品の故障
電化製品は水に弱いものがほとんどであり、水漏れによって故障する可能性は十分にあります。修理あるいは買い替えが必要になるほか、パソコンのデータが消えるなど大きなトラブルが起きる可能性もあるといえます。
感電・火災
水漏れは、大きな事故に発展することもあります。特に恐ろしいのは漏電による感電や火災で、命を落とす可能性も否めません。たかが水漏れでも、最悪の場合には人命にかかわり得るということは覚えておきましょう。
水漏れを発生させたときの損害金
アパートやマンションで暮らしている場合、蛇口を閉め忘れてしまったなどの自分のミスによって下階で水漏れが発生することもあるかもしれません。
その場合は、損害金や修繕費を請求されるということを覚えておきましょう。
不安な場合は、保険に入っておくのがおすすめです。
個人賠償責任保険に入っておけば、万が一の場合でも保証されるので安心です。
天井から水漏れしたら業者に修理依頼を
天井の水漏れによる被害を広げないためには迅速な応急処置が大切ですが、それだけでは根本的な解決にはなりません。
少しずつ水漏れが進行し、思わぬところに被害が出る可能性もあります。
被害が広がる前にプロの業者に連絡し、相談してするようにしてください。