夏の風物詩?キッチンのコバエ問題をこれで防ごう
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今夏は避けたい!キッチンのコバエ問題をこれで防ぐ
キッチンのシンクから、気が付くとコバエが飛んでいて衝撃を受けることがあるでしょう。毎年暖かい季節になると、コバエ問題で悩む方も多いのではないでしょうか。これからご紹介するコバエが湧いてしまう原因や事前にできる対策などを参考に、今年は快適なキッチンライフを過ごしましょう。
コバエが湧く原因と発生するハエの種類
コバエは発生する場所は、シンクの下の排水溝周辺と換気扇などが主です。キッチンで必然的に発生する生ゴミ類はコバエにとって絶好の餌となるので、できるだけ餌がない状態を保つことが重要です。三角コーナーのようなゴミ箱だけでなく、排水口にゴミが溜まっていると、それだけでコバエの発生率は高くなります。
また、コバエには種類がいくつかあり、なかでもチョウバエと呼ばれる5mm程度のコバエは排水管内の汚れや細菌を餌にして、排水溝を通りシンクにまで上がってきてしまうのです。ほかにも、ショウジョウバエやノミバエ、キノコバエといった種類がありますが、それぞれ発生源は違います。
腐った果物やお酒、酢などが原因となるショウジョウバエは、キッチンで発生してしまうコバエの代表です。産卵から10日ほどで羽化するため、発生源のゴミをそのままにしておくと、どんどんと増えてしまう困った性質があります。
ノミバエも同様に、生ゴミや排水溝から発生しやすいコバエです。しかし、ペットの排泄物からも発生することや食品に産卵してしまうことがあり、衛生上、とくに注意しなければなりません。キノコバエは発生源が植物のため、キッチンで発生するというより観葉植物などから発生し、キッチンに流れてきてしまう状況が考えられるでしょう。
コバエが発生する前に行いたい予防策
蛇口以外に台所で詰まりが発生するのは、ほとんどが排水溝でしょう。
食べ物屑や油汚れがそのまま流れてしまい、排水溝に付着することで汚れの塊は大きくなっていきます。
そこに、ゴミ受け周辺に発生したぬめりなどが流れてくることでさらに塊は大きくなり、排水溝が詰まるという原理です。
なお、調理中に指輪や箸、爪楊枝などの固形物を落としてしまい、詰まりが発生することもあるでしょう。
この場合、自力でどうにかしようとすると排水管を傷付けるなど事態を悪化させることもあるので、早めに専門業者へ連絡が必要です。
蛇口の詰まり解消法
では、どうすればこういったコバエが発生してしまうこと自体を防げるのでしょうか。1つ目に、シンク内に食器を放置しないことです。とくに気温が上がってくる季節は、食器に付着している食べ残しなどが絶好の餌となってしまいます。一晩であっという間にコバエが発生してしまう原因となりかねないので、こまめに食器やシンク・排水口を洗うようにしましょう。
2つ目に、三角コーナーのゴミは毎日捨てることです。シンク内に生ゴミを残さないことが、何よりの対策になるので、少々面倒でも欠かさないように気をつけましょう。また、生ゴミを捨てるゴミ箱からもコバエが発生する可能性があります。できるだけ蓋付きのゴミ箱を使用し、蓋の裏側に貼るタイプの虫除け剤を使うなどで、ゴミ箱側の対策も行うとより良いでしょう。殺虫だけでなく、さまざまな香りのタイプが販売されており消臭効果もあるので、ぜひお試しください。
3つ目に、排水口をこまめに漂白剤やパイプクリーナーで消毒することです。とにかく排水管の中をきれいに保つことがポイントとなるので、汚れが溜まる前にパイプクリーナーなどで掃除することを習慣にしましょう。暖かくなる前の今の季節から、これらを地道に行っていくだけでも効果は期待できるでしょう。
それでも発生した場合は自作コバエ取りで駆除
このように事前に予防しても、どうしても防げない場合もあると思います。キッチンは衛生的に、殺虫剤も使いにくいと感じる方も多いでしょう。そこで、自宅にあるもので作れる自作コバエ取りを2つご紹介いたします。
・めんつゆトラップ
コバエが臭いにつられる特徴を利用したものです。めんつゆ以外にも、酢や蜂蜜・醤油なども有効ですが、後処理も含めて扱いやすいめんつゆがおすすめです。希釈タイプのめんつゆの方が、より効果が期待できるでしょう。
作り方も簡単で、ペットボトルの底から5cm程のところをカットし、水・めんつゆ・洗剤数滴を入れて混ぜるだけです。このとき、ストレートタイプのめんつゆであれば水は不要です。また、洗剤も香りが柑橘系のタイプだとより強力になるので、ぜひお試しください。でき上がったペットボトルを三角コーナー付近やキッチンの安定した場所に1~2日置くだけで、すぐに効果を感じるでしょう。
・アルコールトラップ
生ゴミを発生源とするコバエに有効で、めんつゆトラップより強力という評判もあるのがアルコールトラップです。ビールやワイン、香りの強い梅酒などが効果的でしょう。作り方はめんつゆトラップと同じで、ペットボトルにある程度水を入れたら、その半分の量のアルコールと洗剤数滴を入れて混ぜます。これを気になる箇所の近くに数日置いてみましょう。
さまざまな予防策や駆除を試しても手に負えないくらいの状態になってしまった場合は、一度水道業者に見てもらいましょう。排水管のトラブルなどが原因であれば、専門業者の対処が必要な問題であるため、お気軽にご相談ください。