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家庭内の水道消費量の2割はトイレ!効果的な節水方法とは?

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家庭内の水道消費量の2割はトイレ!トイレの効果的な節水方法とは?

水道料金は検針された金額が2ヶ月に一度請求されますが、どのように計算されているかご存じですか?
水道料金は、基本料金に従量料金をプラスした上水道の料金、下水道の料金、消費税をそれぞれ足したものです。
基本料金は水道の口径ごとにそれぞれ異なります。

基本料金を超えた分が、従量料金として算出され、使えば使うほど割高になるのです。
そして、上水道を使用した分が下水料金として計算されます。
なるべく基本料金を大幅に上回らないようにしたいところですが、生活するうえでどこを節水すれば一番効果的なのでしょうか。

お風呂とトイレが水道料金の半分以上を占めている

平成27年度の国土交通省の調査によると、水道使用量の内訳はお風呂が40%、トイレが21%、次いで炊事が18%、洗濯が15%となっています。
お風呂とトイレで半分以上を占めているのです。

お風呂で節水する場合には、湯量を少なくする、身体や髪を洗う際に石鹸で泡立てている時は水道を止めるなど、分かりやすいと思います。
ですが、トイレの節水と言われてもピンとこない方が多いかもしれません。
トイレで使用する水量を効果的に少なくするには、どうすればいいのでしょうか?

トイレのタンクの仕組み

節水の道具はタンク内に設置することが多いです。
まずは簡単に、タンクの水が流れる仕組みをご説明しましょう。

レバーを引くと鎖につながれたフロートバルブというゴム玉が上がり、排水口を開けることでタンク内に溜まった水が便器内に流れ込みます。
フロートバルブの上下により変わる水量を調整するために、ボールタップという部品の先に浮き球という球体が水面に浮くようについています。
これが下がるとボールタップの弁が開き、給水が始まるのです。

水位が高くなりすぎたときのために、水を便器内に排出するためのオーバーフロー管という部品があります。
管に引かれているラインが正常水位を指しているので、タンク内の水位の変化による異変を示す役割も果たします。

節水の方法

①フロートバルブの鎖をたるませる

鎖にゆとりを持たせることで、フロートバルブの上がる勢いを抑えて流れる水量を調整します。
あまり緩くすると水が流れなくなるので、鎖一玉分くらいにとどめておいてください。

②流す水量を適量にする

最新の節水型のトイレだと大の水量では6リットル、小の水量では5リットルと言われています。
旧型のものだと大で13リットル、小で8リットルもの水が使われていました。
臭いや音消しのために何回も流すと、恐ろしい水量が消費されることが分かると思います。

ただ何度かの排尿をまとめて流すなどの、過度の節水は詰まりの原因にもなるので、あくまで適切な量で流すことを心掛けましょう。

③節水グッズを設置する

水圧はそのままで節水できる、タンクに設置するタイプの節水道具があるのをご存じですか?
有名なものを3つご紹介します。

1つ目は、ウォーターセーバーというフロートバルブの上に載せるタイプの節水器です。
レバーを持ち上げている間だけ水が流れるようになり、流し終わった後のチョロチョロという排水をカットしてくれます。
設置も比較的簡単なので、DIYに自信がない方にもおすすめのアイテムです。

2つ目は水洗トイレ節水器ロスカットという道具です。
こちらもウォーターセーバー同様、流し終わりのタイミングを速めてくれるアイテムで、使用すると年間2万円もの節約になるといわれています。
これら二つはほとんどのトイレに設置が可能です。

最後に万能ロータンクボールタップ・スリムタップという道具をご紹介します。
こちらはタンク内の部品を付け替えることで、節水する器具です。
水位を測るメモリもあり、より細やかな範囲で節水を調整することが可能です。
取り付けできないタイプのトイレもあるので、確認してから購入してください。

ペットボトルや瓶を入れる方法は危険です!

昔から行われている、タンク内にペットボトルや瓶を入れることで流れる水の量を少なくする方法はリスクがあるのでやめましょう。
先述したように、タンク内は3つの部品が連動することにより排水と給水を調整しています。
そこに異物が入り接触すると鎖に絡まり、部品が破損する危険性があります。

また、瓶を入れることでタンク自体に、亀裂などの損傷が生じることも考えられます。
さらに、節水道具では水圧や下がるタイミングが調節できますが、ペットボトルを入れるだけだと十分な水量で流れず、排水管内に排泄物やトイレットペーパーが滞留し、悪臭や詰まりなどを引き起こす可能性があるのです。

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