お風呂のお湯が減る!?原因となる水漏れとは?
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「なんだかお風呂のお湯が減っているような気がする…」
もしかしたら、それは気のせいではないかもしれません。
お風呂は5年ほど経ってから劣化が始まります。お風呂の水漏れを放置すると、カビや火災を引き起こす可能性があるので、注意が必要です。
今回は、お風呂のお湯が減る原因と発生箇所、対処法を解説します。ぜひ本記事を参考にして、お風呂の水漏れ対策に役立ててください。
目次
お風呂のお湯が減る原因は水漏れ!考えられる発生箇所とは
お風呂の排水栓が抜けていないのにお湯が減るようであれば、水漏れを疑いましょう。
浴槽の寿命は20~30年ほど、ユニットバスに関しては15年ほどといわれています。しかし、劣化は5年ほど経った頃から始まります。ゴム栓や排水溝、浴槽のひび、給湯器などさまざまな箇所に不具合が生じる可能性が出てきます。
以下に水漏れの主な原因となる箇所を紹介しましょう。
排水栓
1つ目は排水栓です。
排水栓から水漏れしている場合、栓の劣化だけでなく、排水溝のパッキンの劣化、また排水栓のチェーンを止めている金具(水栓ホルダー)の緩みなどの原因が考えられます。排水栓が劣化すると、排水溝にピタッとはまらなくなり、隙間から水漏れするようになります。
また、排水溝の金具やゴムパッキンが劣化している場合、排水栓を取り換えても解決しません。排水古銭の劣化であれば、交換は簡単ですが、排水溝側に問題があれば、独力での解決は難しいでしょう。
排水溝からの水漏れは、放置した時に完全に水が抜けきってしまうため、空焚きの危険性があります。水栓ホルダーはたいてい高い位置にあるため、ここが緩んでいる場合は、あまり水位は減りません。
浴槽のひび・破損箇所
浴槽が損傷している場合、そこから水漏れが起こります。
浴槽は10年以上使い続けていると、経年劣化が急速に進みます。頻繁にお風呂にお湯をためるのであれば、なおさらです。また、研磨剤を含んでいる洗剤で浴槽を洗うことにより、浴槽はダメージを負います。このような状態で、シャワーヘッドなど硬いものが当たったり、側面に必要以上の体重を掛けたりすると、強度が弱まっている浴槽にひびが入ることがあります。穴やヒビから水が浸入すると、浴槽内部から劣化が始まり、内部を痛めてしまうのです。
給湯器の1つ穴・2つ穴
湯沸かし機能がついている浴槽には、1つ穴式と2つ穴式の2タイプがあります。
1つ穴式は、お湯を吸い込む機能と温めなおしたお湯を吐き出す機能を1つの穴で行います。2つ穴式は、下の穴からお湯を吸い込み、温めなおして上の穴から吐き出します。
この穴のパッキン、もしくはお湯を通す配管の劣化により、水漏れが起こる可能性があります。
この穴は、比較的下の方についているため、損傷していると大量のお湯が減ります。2つ穴の場合、上の穴で水位が止まるか、下の穴で水位が止まるかでどちらかの穴に不具合があることがわかります。
お風呂の水漏れ箇所を特定する方法
浴槽内のどこが水漏れしているか、特定する方法をご紹介します。
浴槽の下や目に見えない所に損傷があり、お湯が減っている場合、原因を視認するのは困難です。
水漏れ箇所を特定するには「スポンジ」を使います。まず、水をお風呂いっぱいに張り、スポンジを浮かべます。水漏れしていると、スポンジはゆっくりとその箇所へと引き寄せられていきます。損傷があれば、大まかな位置が特定できるほか、排水の方に引き寄せられるのであれば、排水栓やその近くにある給湯器を調べるだけで済みます。
浴室は、数多くの接続部があり、すべてを一度に確認すると大変です。スポンジである程度調べる箇所を絞り込んでから確認作業を行うと、より早く水漏れ箇所を特定することが可能です。
お風呂の水漏れ放置は危険!修理を依頼しよう
お風呂が水漏れするデメリットは、ただ単に水が減ってしまうだけではありません。水漏れ放置は「カビ」「火災事故」などにつながる危険性があります。
浴槽の水漏れ部分は、常に湿っている状態になり、カビが生えやすくなります。また、浴槽や設置している壁・床下等に水が侵入すると、浴槽だけでなく、壁や床の補修をしなければならない事態に発展します。さらに、水位が極端に減った時にお湯を沸かすと空焚きとなり、火災事故につながる危険性があるのです。
平成30年の火災事故のデータを見ると、「風呂・かまど」の出火件数は147件となっています。3~4日に1件は起きている計算になります。
これらのデータを見ても、お風呂の水漏れ放置は危ないとわかりますね。
お風呂のお湯が減っていると感じたら、そのままにせず、原因を確かめてみましょう。水漏れが確認できたら、早急に業者に連絡し、修理を依頼しましょう。