水漏れ修理で火災保険の適用が使える?
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近年、災害が増加している日本。
災害が原因で設備が故障し、リフォームが必要になるという場面もあるかもしれません。
そんな場合に知っておきたいのが火災保険の適用範囲です。
このコラムでは、火災保険の対象となるリフォームと、その申請方法など知っておくとお得な火災保険とリフォームについてご紹介します。
目次
火災保険が適用できる水回りリフォームとは
火災保険とは
火災保険とは、損害保険の一種で火災や自然災害などの原因により建物や家財が被害を被った際に補償してくれる保険契約です。
その対象となる範囲は商品によって異なり、申請してから結果が出るまでには2ヶ月〜3ヶ月程度と長い期間を要します。
建物と家財ではそれぞれに契約が必要で、もし火災保険を適用した場合でも基本的に翌年の保険料は変わりません。
火災保険と地震保険の違い
地震保険とは、火災保険と同じく災害による住宅の被害を補償してくれる保険であり、単独では加入することができず、火災保険に入るとセットで任意加入することができます。
地震保険の保険金額は、火災保険の3割〜5割、建物は上限5000万円、家財は上限1000万円という決まりがあります。
地震保険は、火災保険の対象外である地震が原因の火災などを補償してくれます。
火災保険では、地震を原因とする火災は補償外となるので注意が必要です。
火災保険が適用できるリフォーム
では、具体的にどのようなリフォームなら火災保険が適用できるのか見ていきましょう。
基本的に火災保険が適用できるリフォームは災害などにより被害を受けた部分を元の状態にする工事のみとなります。
水回りの場合、雷によるシステムキッチンの設備故障や洪水による排水管からの水漏れなどが火災保険の対象となり、原因が経年劣化の場合は対象になりません。
他にも契約によって細かく補償対象が設定されているため、申請前に契約を再度確認しておきましょう。
火災保険適用の流れとポイント
火災保険を適用してリフォームを行う際の実際の流れと重要なポイントについてチェックしていきましょう。
1.リフォーム業者と契約をする
まずはリフォーム業者に依頼し、現地調査に来てもらいましょう。
業者を選ぶ際は、自然災害などに詳しく実績のある複数の業者に見積もり依頼をして信用できる業者を見極めることが大切です。
業者を選んだら現地調査に来てもらいます。
現地調査を依頼する前には必ず、火災保険の利用について伝えておきましょう。
具体的な見積書ができたら契約を交わします。
2.火災保険の申請を行う
次に火災保険の補償申請を行います。業者によっては代行してくれる場合もあるため事前に確認しておくと良いでしょう。
自分で申請する場合は、保険会社に連絡をして必要な書類を送付してもらいます。
その書類とリフォーム業者が用意した写真や見積書を再度保険会社に提出します。
火災保険を申請できる期限は被害を受けてから3年以内となっており、結果が出るまでには長い期間がかかるので早めに申請することをおすすめします。
3.現地調査
申請が完了したら、見積書の金額が妥当なものであるか損害保険鑑定人が現地調査を行います。
施工費が少額の場合や写真で被害状況が明白な場合、保険会社とリフォーム業者の間に信頼関係がある場合は省略されることもあるとされています。
4.保険金受け取りと施工開始
火災保険の申請が認められると申請時に指定した口座に入金されます。
金額は、保険会社が申請書類や現地調査の結果をもとにして決定します。
入金が確認できたらリフォーム業者に支払いを行い、通常通りリフォームのスケジュールを組んで施工に取り掛かってもらいます。
完了したら、完了報告書を受け取りましょう。
保険関係はトラブルが多い
火災保険が利用できるリフォームはありがたい一方で多くのトラブルが報告されています。
例えば、火災保険を利用することで無料でリフォームができるという業者や何かと理由をつけて契約を急かしてくる業者、火災保険申請の代行に高額な手数料を請求してくる業者などがあります。
被害に遭わないためには火災保険を正しく理解してすぐに契約せず、複数の業者に見積もりを依頼することや契約書を隅から隅まで確認することが重要となります。
火災保険を理解して、お得にリフォームを行いましょう。