トイレへ水漏れ・つまりが生じ故障した際にトイレ自体を交換するべきなのか・修理するべきなのか。
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こんにちは。水道修理スタッフの小池です。
今日は水道屋が考えるトイレ交換の時期をお伝えしたいと思います。
目次
トイレが故障した際に便器交換を検討した方が良いですか?
大体のトイレ交換を検討される方は、設置後10年~ほど経過後に水漏れやつまり気味の際に考えられると思います。
トイレの水漏れ・つまりが発生した時にお客様がよく仰る言葉は、
- 1.“もう寿命だからしょうがない”
- 2.“修理できないですよね”
- 3.“もう古いから”
下記、安くすぐに直す系
- 4.“安く修理してほしい”
- 5.“とりあえず使えるようにしてほしい”
- 6.“すぐに直してほしい”
- 7.“二階にもトイレがあるから困ってない”
とおっしゃる方が多いです。
もしこのブログを見られた方がいらっしゃいましたら、どれか該当されておりませんか?
他にもたくさんのお言葉はございますが、私が聞いたこれらのお悩みを解説していきたいと思います。
1.“もう寿命だからしょうがない”
私が思う寿命という判断はすごい難しいものがあります。
寿命=もう使えなくなる
という解釈でお話していきます。
トイレの水漏れケース
寿命と判断するのは水漏れ箇所によります。
上から順番に
- トイレタンクの手洗い部分から水漏れ
- 手洗いの吐水口から水漏れ
- 手洗いの吐水部に到達するまでの手洗い管から水漏れ
- タンクと便器の隙間から水漏れ
- 便器内に水が流れっぱなし
- タンク内の故障
- 一体型トイレの電磁弁不具合
- ウォシュレット内部の電磁弁故障
- 床と便器の間から水漏れ
こういうトラブルが多いでしょうか。これらのケースは部品交換や手直しで済むケースが多いので、まだまだ使えると思います。
一体型トイレや温水洗浄便座(ウォシュレット)などで使用されている電磁弁に関しては、もちろん修理もできますが分解して交換する作業量を考えると高額になりがちです。
ものによっては、
一体型トイレであれば上部の機能部のみを交換するケース
温水洗浄便座(ウォシュレット)であれば本体交換するケース
の方が安価に抑えることが可能な事もあります。
修理不可と私が思うのは、割れて水漏れというケースです。確かにエポキシパテやコーキング等で一時的な応急対応はできるかもしれませんが、私は割れたら交換とご案内しております。
トイレは主に3点形式となっております。
- 1.トイレタンク(ロータンク)
- 2.便器
- 3.便座
これら三点の割れたなどの場合、この箇所を一式を交換されることをお勧めします。
- タンク割れなら→タンク交換
- 便器割れなら→便器交換
- 便座割れなら→便座交換
但し、タンク・便器に関しては交換部品が既存パーツと同品番のものをつけなければなりません。
すでに製造されてないと両方を交換しなければならないことが多いです。
詳しくはTOTO製・INAX製 であれば、メーカーサポートページをご参照ください。
便座は互換性がありますので、様々なメーカーのものを後付けすることが可能です。
これが私の寿命に対するご提案ですね。
2.“修理できないですよね”
トイレ故障個所の部分修理は高確率で修理可能。
先ほど述べた、割れた系は交換を推奨します。
- “部分的に直してほしい”
- “応急的に直してほしい”
これらが非常にトラブルになります。
陶器を現場で接着するのは厳しいからです。
接着後水圧に耐えれずにまた水漏れが起きるケースが多いです。
タンク内の部品は10年以上前の製品は互換性がある部品が多く販売されているので、
修理することを推奨します。
但し、
修理することによって部品代・工事代が高くなると、トイレ自体の交換を検討されるかもしれません。
最近のトイレは節水であったり、除菌機能など今までにない装備が備わっておりますので、
そういう面では交換されるのも検討されても良いと思います。
3.“もう古いから”
古くなることによっての故障は避けられません。
そしてメンテナンスをしなければトイレ自体の問題だけではなく、
床へのダメージ
階下漏水による他住居者への弊害
など、精神的・金銭的にも大きな問題となっていくのも事実です。
ですが、水道屋の私は古いトイレにもメリットがあると思っております。
古いトイレにもメリットがある
- 1.構造がシンプルで修理が容易にできる。
- 2.節水型
(15年ほど前だとタンク容量15L前後 10年前 タンク容量8L前後 最近 タンク容量2L~6L前後)
でないため排水する水の量が多く排水管の洗浄効果がある。
(某メーカーにはタンク容量の大小によって排水力は変わらないと言われましたが、水を排水する水量が多ければ、排水管の洗浄力はあると思っております。)
上記2点はかなり大きなメリットではないでしょうか?
4.“安く修理してほしい”
5.“とりあえず使えるようにしてほしい”
6.“すぐに直してほしい”
7.“二階にもトイレがあるから困ってない”
とにかく安く抑えたい。
プロとして施工するには、品質は必ず問われます。
また、どの業種でも費用対効果が悪ければ、お客様の気持ちは良い気持ちにはならないと思います。
安かろう悪かろうではないですが、
部分的に修理して長く使えるケースもあれば、すぐに他の箇所が壊れることもあります。
私たちがきちんと説明していて“他箇所が壊れそうなので修理をお勧めします”と書面に明記してあっても、
- “お金払ったのにまた壊れた。”
- “あなたが触ってから壊れた。”
と思われてしまうこともあります。
費用対効果の高い仕事を提供できるように日々、切磋琢磨して仕事に取り組んではおりますが、
安く直してほしいと望まれるお客様には、
あらゆるリスクを説明させてもらって、何種類か施工方法をご提案させていただいてからお選びいただいております。
お金も大事なのはわかりますし、この仕事をしていると水回りはお金がかかるというのも理解できます。
但し、仕事として生きているプロの意見になるべく耳を寄せてほしいと思います。
一部のぼったくり業者の存在もあり、全ての業者を信頼するというのも難しい世の中ですが。。
ぼったくり業者については、詳しく注意点などブログに上げる予定です。
最近は減りつつあるようですが、まだ存在はあるようです。
安く修理する際は、修理箇所が部分的になりがちな為どういう修理をこれからするのか、完璧に理解できる状態で、それによってどこか影響があるのかを業者にきいて理解することが大事です。
話を精査してお金を出すところは出したほうが良いと思います。
まとめ
お客様がよく仰る言葉への思いを述べさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
水漏れや詰まりが起こり、トイレ交換を検討するタイミングかもしれませんが、
大体のトイレが部品交換可能です。
修理部品が製造されてない(互換性がない部品)、修理費用が高額になるケースはトイレ交換のご検討をお勧めします。
その他、そこまで高額でなく修理ができるのにトイレ交換をご検討される場合は、
既存のトイレと比べて何が変わるのか、メリットだけではなくデメリットもあることを業者に相談することをおすすめします。
長くなりましたが、トイレ交換や、水漏れ修理・トイレ詰まりのことならお気軽にご相談ください。
あらゆる観点からご提案もできます。
このブログを見たと言っていただけると嬉しいです。
水道修理特急隊
担当 小池
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